MS、フィットネス端末「Microsoft Band」を発表--「Android」「iPhone」にも対応

Richard Trenholm (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年10月31日 08時04分

UPDATE  「Windows Phone」OSを擁しながらもスマートウォッチやフィットネストラッカー分野でのチャンスを逃してきたMicrosoftが、新しい「Microsoft Band」によってついにこの分野に参入する。注目すべきは、「Windows」ベースの携帯端末だけではなく、「iPhone」や「Android」端末とも接続できることだ。

 Bandには、歩数計測などの一般的なフィットネストラッカー機能に加えて、GPSや心拍モニターといったより高度な機能が搭載されている。また、カラータッチ画面、通知、Starbucksでの支払いといった、スマートウォッチに一般的に見られる機能も搭載されている。

 Bandは米国時間10月30日、米国において199ドルで発売された。

 プラスチック製のバンドには、調節可能なストラップとフルカラーのタッチ画面が付いている。防水防塵対応で、100mAhの再充電可能なリチウムイオンポリマー電池を2個内蔵し、スタンバイ状態で48時間使用できる。

 ランニングシューズを履いたり、自転車にまたがったりして出かければ、BandがGPSを利用して、ランニング、サイクリング、ハイキングのルートを記録してくれる。ストップウォッチとラップタイマーの機能もある。歩数または消費カロリーの1日あたりの目標を設定したり、Gold's GymやMen's Healthなどの専門家が設定した指導に基づくトレーニングに従ったりすることができる。

 運動していない場合も、24時間体制で心拍数を測定し、睡眠の時間と質や何度目覚めたかを記録し、日光を浴びている場合は紫外線レベルを確認する。

 Bandが収集したデータは、「Microsoft Health」というオンラインサービスおよびアプリと同期される。Microsoft Healthはほとんどの携帯端末に対応するとともに、他のフィットネスアプリやサービスとの親和性も高く、「MyFitnessPal」「RunKeeper」「MapMyFitness」などとリンクする。

 BandBandは、Windows Phoneの音声制御パーソナルアシスタントである「Cortana」と連動する。「Windows 8.1」搭載端末を携帯している場合は、Bandを音声で制御して、メモをとったりリマインダーを設定したりすることができる。Cortanaは、交通状況、スポーツ試合結果、天気といった最新情報も通知してくれる。

 Microsoft BandとMicrosoft Healthを使用するには、「Windows Phone 8.1 update」搭載端末、「iOS 7.1」または「iOS 8」搭載のiPhone、「Android 4.3」または「Android 4.4」搭載端末のいずれかが必要である。また、Bandと端末のペアリングにBluetoothが必要だ。


提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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