アップル、「iOS 8.0.1」アップデートを撤回--公開からおよそ1時間半で

Adrian Kingsley-Hughes (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2014年09月25日 06時42分

 Appleは公開から約1週間が経った「iOS 8」に対する最初のアップデート「iOS 8.0.1」をリリースした。

 しかし、1時間半も経たないうちに、同アップデートが取り下げられる事態となった。

 Twitter上では、アップデート適用後に携帯電話の電波を受信できなくなったと報告が相次いでいる。「iPhone」が電波の検索中にフリーズするか、「圏外」のメッセージを表示するという。

 またiOS 8.0.1適用後に、指紋認証「Touch ID」が機能しなくなったというユーザーもいる。

 Appleの広報担当者は、「iOS 8.0.1アップデートに関する不具合の報告を受けている。Appleは報告について現在調査中であり、できるだけ早く情報を提供するつもりだ。それまでの間、iOS 8.0.1アップデートの公開を中止する」と述べた。

 同アップデートが、バッテリーの駆動時間を長くし、一部のユーザーに生じていた安定性の問題を修正するためのものだったのかどうかについては触れられなかった。また、このアップデートに何らかのセキュリティフィックスが含まれていたかどうかについても、不明である。

 iOS 8.0.1では、「HealthKit」がアップデートされ、サードパーティー製キーボードの問題が解決されるはずだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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