Pinterestは米国時間8月26日、同社の解析機能を大幅に改良したと述べた。顧客に関するさらに深い洞察を同サイトのビジネスユーザーに提供することを目的とした、よりインテリジェントな新しいダッシュボードが追加されている。
Pinterestはこれまで、基本的な解析サービスを提供していた。そこにはモバイルトラフィックやデモグラフィックデータは全くなく、詳細な解析は、同社がデータを共有するサードパーティー企業に委託されていた。
しかし今回、Pinterestは解析機能を社内で提供することにした。刷新されたツールによって企業は、どの「Pin」が最も多くのソーシャルアクティビティ、インプレッション、クリック、「Repin」(再ピン)を生成しているか、また、「Pin It」ウィジェットをウェブサイトに埋め込んだ後にどれだけのトラフィックをサイトが得たかを知ることができる。
同ツールは、ユーザーに関するより詳細なデモグラフィック情報も提供する。企業は、対象ユーザーの共通の関心や、対象ユーザーがフォローする他の企業を参照し、その情報に基づいて将来のPinをカスタマイズすることができる。
Pinterestの製品マネージャーを務めるJason Costa氏はブログ投稿に次のように記した。
当社の解析ツールについて、これまでに多くの素晴らしいフィードバックが寄せられている。今回の新しいバージョンが、Pinterestにおいて人気のあるものを確認して製品サービスを更新したり、Pinterestユーザーのトレンドに基づいてPin方法を変更したりというように、ユーザーのビジネス遂行方法の改善に役立つことを願っている。
視覚的なディスカバリーサイトであるPinterestは、マーケターにとっての必須ツールとなっており、今回の新しい解析機能は、サイト上のアクティビティを最適化し、それを全般的なマーケティング戦略により適切に組み込みたいと考えるマーケターにとって有用なものとなるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」