4年前に創業した中国のXiaomi(小米科技)が急成長を遂げてトップ携帯端末メーカーの仲間入りを果たし、今や世界第5位のスマートフォンベンダーになった。調査企業Strategy Analyticsのレポートで明らかになった。
Xiaomiの端末は中国で絶大な人気を博している。Strategy Analyticsは米国時間7月31日、Xiaomiの2014年第2四半期の端末出荷台数が1510万台に達し、わずか1年前の410万台から3倍以上になったと述べた。Xiaomiは現在、スマートフォン市場で5.1%のシェアを獲得しており、Lenovoの5.4%に迫っている。
同社はハイエンドながら低価格の「Android」搭載スマートフォンを提供することで、中国で急速に市場シェアを伸ばし、シンガポール、フィリピン、マレーシアといった東南アジアの新しい地域への進出を果たしている。その成功とは裏腹に、主要市場である中国以外の地域でのXiaomiの知名度は低い。Strategy AnalyticsのディレクターWoody Oh氏は、同社の次なる目標は、アジアや欧州の国際市場をターゲットにすることだと述べたが、欧州の顧客にブランドを浸透させるにはかなりの投資が必要になることにも言及した。
市場全体では、第2四半期のスマートフォン総出荷台数は前年同期から27%増加し、2億9520万台だったとStrategy Analyticsは報告している。スマートフォン市場は、世界中で一様に成長しているわけではない。北米と欧州で出荷台数が伸び悩む一方で、アジアとアフリカでは「健全な需要」があったとStrategy Analyticsは述べた。
Strategy Analyticsによると、市場第1位のスマートフォンメーカーは引き続きサムスンだったが、出荷台数は7450万台と前年同期から2%減少したという。第2位はAppleで、13%増の3520万台だった。第3位はHuaweiで2010万台、以下、Lenovo、Xiaomi、LGと続く。
サムスンとAppleが第2四半期、ともに市場シェアを減少させた一方で、Huawei、Lenovo、Xiaomiはすべてトップ2社との差を縮めた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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