ぐるなび、新“チェックイン”サービス--年度内「約3万店」導入を目指す

井指啓吾 (編集部)2014年07月01日 10時00分

 ぐるなびは7月1日、飲食店で客席から気軽にクーポンを受けとれるサービス「SMARTチェックイン」を開始したと発表した。対象店舗のテーブルやメニューに設置されたステッカー上にあるQRコードを専用アプリから読み取ることで、チェックインができる。会員登録は不要だ。

 専用アプリはiPhone版、Android版をダウンロードできる。チェックインした飲食店の履歴を管理できるほか、チェックイン頻度に応じた特典を受けられたり、キャンペーンに参加できたりする。


 店舗側は、来店客のチェックイン頻度に応じ「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」 といったランクを設定でき、各ランク専用のリピーター特典を提供できる。また、チェックインした来店客のアプリに対して継続的なコミュニケーションを行うことで、自店のファンづくりを促進する施策の一つとして活用できる。なお、専用ステッカーはテーブルやメニューなどに張り付けることが可能なため設置箇所の制約がなく、店内での利用の幅は広いという。

 ぐるなびは、加盟店を対象にサービスの導入を進め、2014年度内に約3万店への設置を目指す。また今後、飲食店のメニュー表と連携させることで、来店客がスマートフォンを利用してオーダーできるシステムの運用も視野に入れているという。

  • チェックイン用ステッカー

  • 専用アプリ「SMARTチェックイン」画面イメージ

 なお、スマートフォンを利用したオーダーシステムは、モバイルウォレットサービス「O:der(オーダー)」を提供するShowcase Gigと、都内で飲食店を運営するユナイテッド&コレクティブが共同で開発し、すでに都内の飲食店に導入している。また、リクルートテクノロジーズも“未来のレストラン”をコンセプトとし、同様のシステムを開発している。

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