Microsoftは米国時間12月3日、ゲーム制作ツール「Project Spark」を「Windows 8.1」向けに提供開始した。Project Sparkは、ゲーマーを開発者に変えることを目指す同社の野心的な試みだ。
The Vergeによると、「Windows Store」で提供されるProject Spark(現在日本では入手不可)は、リリース時点ではベータ版になるという。実際にアプリを使い始めるには、プログラムをダウンロードしてから、特殊なベータキーを入力してアクティベートする必要がある。Microsoftは、ベータをテストできる人数を明言していないが、同社のProject Sparkページには、登録を受け付けるセクションを用意している。
Project Sparkは、2013年6月にゲーム見本市Electronic Entertainment Expo(E3)で初披露された。その背景にある意図はシンプルだ。Microsoftは、「Xbox」コミュニティが「Xbox One」向けに多くのゲームと体験を作り出すことを期待している。Project Sparkのアイテムにはすべて、何であれ開発者がやらせたいことを自由にプログラミングできる「脳」が用意されている。これによって、多くのゲーム体験が生み出される可能性がある。
ゲーマーに独自のタイトルを開発してもらうことを目指すプラットフォームは、もちろんProject Sparkが最初ではなく、複数世代のゲーム機に長年にわたり搭載されてきた。ただし、Project Sparkは、過去の選択肢より若干洗練されているように見えるのは確かだ。
The Vergeの記事によると、Project Sparkは今後、2014年1月にXbox One向けのベータ版がリリースされ、さらに2014年中に正式版がリリースされる予定という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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