Salesforce.comは米国時間11月18日、新プラットフォーム「Salesforce 1」をリリースした。これには、同社のアプリケーションが古くさくなることを防ぎ、将来的に顧客関係を「モノのインターネット」およびウェアラブルコンピューティングと結びつけられるようにする狙いがある。
Salesforce 1については、Salesforceの最高経営責任者(CEO)を務めるMarc Benioff氏がユーザーイベントDreamforceで19日に概要をさらに述べる予定だが、要約すると以下のようなものだ。
顧客は、スタックの一部またはバンドル全体を購入できる。現在の顧客はいずれも、Saleforce 1プラットフォームを利用できる。
Saleforce 1プラットフォームでひときわ興味深いものの1つは、一連のAPIだ。Salesforceは、これらのAPIにより、Salesforce 1がモノのインターネットで活用されることを期待している。2020年までには500億のモノがインターネットにつながると予測されており、センサがすべてを追跡する。
Salesforceの主張はこうだ。センサを搭載したすべてのモノの向こうに顧客がいる。顧客とモノのインターネットとのつながりに関しては、さまざまなユースケースが考えられる。たとえば、PhilipsのMRI装置が、センサデータを利用して機械に問題が生じたことを示すと、こうした問題を自動的に、Salesforceのサービスクラウドに送るといった使い方だ。
Salesforceのコーポレートメッセージング担当責任者のAl Falcione氏は、「ワークフローがSalesforceに統合される。ここで重要なのは、ユースケースがまったく異なったものになるということだ。Salesforce 1は、フレキシブルにモノを結びつけて販売やサービス、マーケティングを変える手段だ」と語る。
突き詰めれば、モノのインターネットとデバイスを使う生身の人間とを結びつけるツールは現時点で不明だが、こうした概念は説得力がある。
Salesforce 1に関する概要では、以下の点も重要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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