サンフランシスコ発--「Google翻訳」の利用者数が1日あたり2億人であることを、Googleが米国時間5月17日、開発者向けの「Google I/O」カンファレンスで明らかにした。
Googleは事業の規模について詳しく明かさないことが多いが、Google翻訳のフロントエンドおよびモバイルエンジニアリングを統括するJosh Estelle氏は、同サービスに関する話の中で、いくつかの統計を明らかにした。
グーグル翻訳に7年間取り組んできたEstelle氏は、利用の92%は米国外の人々によるものだと述べた。インターネットが英語中心であることはよく知られているが、他の言語にも少しずつ広がっている。ブラウザでの右から左に並ぶテキストのサポートや、ローマ字以外で書けるウェブアドレスなど、技術の進化がこれに貢献している。
このサービスは現在、71言語で運用されており、最新の5言語はボスニア語、セブアノ語、モン語、ジャワ語、マラーティー語だとEstelle氏は述べた。当初は一部の言語の組み合わせでの翻訳しかサポートされていなかったが、Googleは2008年にはどの言語からどの言語へも翻訳できるようにした。
Google翻訳の次の目標として、Estelle氏は、言語数の増加、品質の向上、偏在性、リアルタイムなコミュニケーションの翻訳を挙げた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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