空き駐車場と利用者のマッチングサービス「軒先パーキング」開始

 軒先は10月18日、駐車場を利用したい人と空き駐車場を持っている人をマッチングさせるサービス「軒先パーキング」の提供を開始した。

 軒先パーキングは、空き駐車場を登録、検索できるサービス。駐車場を利用したい人は、スマートフォンからサイトにアクセスし、利用したい地域にある空き駐車場スペースを検索し、予約をする。利用時間や車種、当日の連絡先などを入力し、クレジットカードを使って支払う。そうすると利用証が発行されるので、場合によっては貸主が利用証を確認する。あとは、指定した駐車場で車を駐車するだけだ。駐車場を貸したい人は、利用できる時間と料金を同社に申請し、登録すればいい。

 現時点ではスマートフォン向けサイトのみだが、PC向けサイトやスマートフォンアプリの提供も予定している。すでに都内を中心に約100カ所の駐車場が登録されており、現在も登録は増加しているという。今後は、利用証にその地域の商店のクーポンを掲載するなど、地域の買い物促進なども支援していく。駐車場ビジネスとしては、現在タイムズ24が全国40万カ所で展開するが、「同社を数で上回り、手軽に遊休スペースを活用できるサービスを目指す」(軒先代表取締役の西浦明子氏)という。

  • 「軒先パーキング」

 軒先では、貸しスペースのマッチングサービス「軒先.com」を展開してきた。同サービスに登録される貸しスペースは、現在全国に3000カ所ある。テナントやテスト販売での活用が多いという。

 今回駐車場に特化したサービスを提供した理由について、西浦氏は「海外には『ParkatmyHouse』など、駐車場利用のマッチングサービスがすでにある。また、一定条件を満たせば、マンションの空き駐車場を外部に貸し付けても駐車場全体を課税対象にしない、という国税庁の見解も出されたことで、駐車場の空きスペースを有効活用する環境が整ったため」と語った。

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