グーグル、検索時のオートコンプリート対象からThe Pirate Bayを除外

Dara Kerr (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年09月11日 12時18分

 Googleは、インスタント検索機能と、検索語入力時のオートコンプリート機能において、著作権を侵害しているとされるウェブサイトを表示しないようにすることで、ようやく全米レコード協会(RIAA)の要請に応えたようだ。

 TorrentFreakによると、GoogleはThe Pirate Bayを検閲リストに追加したという。

 現在では、ユーザーが検索ボックスに「thepiratebay.org」と入力したり、The Pirate Bayの他のドメイン名を入力しても、同サイトと関係のあるものは何も表示されないようになっている。しかし、Googleはいまだに、このファイル共有サイトをインデックス化の対象にしている。

 RIAAは数年前から、Googleをはじめとする検索サービス提供企業に対して、著作物の不正入手に携わっているとされるサイトにユーザーを誘導する可能性のある検索結果をブロックするよう要請してきている。RIAAは、この種の検閲によってオンライン上での著作権侵害行為を減らせると確信している。

 The Pirate BayはRIAAから名指しされたサイトのうちの1つであるものの、同ファイル共有サイトは検索エンジンによる検閲を受けてもトラフィック量は変わらないだろうと述べている。

 The Pirate Bayは6月のブログ投稿において、「そうなったとしても、ユーザーはわれわれのサイトに直接アクセスし、われわれの提供する検索機能を使用するようになるだけだ。われわれはさらに巨大化するだろう」と述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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