Facebook、ブログサービス「WordPress」のプラグインを公開

Dara Kerr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年06月13日 13時35分

 WordPress.comにブログを開設している人々にとって、自らの投稿内容を世の中に広めるための選択肢がまた1つ増えた。この人気の高いブログプラットフォームのユーザーは、新たなプラグインを使用することで、Facebookの機能を取り込み、ニュースストーリーやソーシャルパブリッシング、個々の言及を世の中に広められるようになったわけだ。

 「Facebook for WordPress」というこの新たなプラグインは、Facebookのエンジニアとオープンソース分野のパートナーたちの協力によって開発された。同プラグインはコーディングせずとも利用でき、モバイル機器でも利用しやすいものとなっており、国際化にも対応している。

 FacebookのエンジニアであるMatt Kelly氏は米国時間6月12日、同社ブログへの投稿において「プラグインをインストールすることで、WordPressに投稿した内容を自身のFacebookのタイムラインや、Facebookページでも公開できるようになる。また、投稿時にページや友達の名前に言及することで、投稿した内容をさらに多くの人に読んでもらえるようになる」と述べている。

 Kelly氏のこの投稿によると、WordPressのウィジェットとして以下のようなソーシャルプラグインが利用可能となっているという。

  • アクティビティフィード(Activity Feed):「Like」(いいね!)や「コメント」といったサイト上での友達のアクティビティを読者に示せるようにする。
  • レコメンデーション(Recommendations):読者個人が気に入りそうな自らのサイト上のページを推薦したり、「Recommendations Bar」を利用することで読者が自らのタイムラインにコンテンツを追加できるようにする。
  • 「いいね!」や「購読」「送る」ボタンをカスタマイズする。
  • コメントボックス(Comments Box):読者があなたのサイト上で簡単にコメントしたり、Facebookに投稿を反映できるようにするものであり、モデレーションツールも含まれている。またこのプラグインには「Facebook Comments」に対する自動SEOサポートも搭載されているため、検索エンジンによるインデックス化の対象となり、サイトの認知度を高めることも可能になっている。

 WordPressはウェブ上で最も人気の高いパブリッシングプラットフォームであり、全ブログサイトの16.6%で採用されている。実際のところ、世界で最も人気の高い100のブログサイトのうち、CNN Political TickerやBoing Boing、ArtsBeat、Grist、Hollywood Life、The New York Times関係の複数のブログも含めて、49%がWordPressを採用している。Kelly氏によると、こういったブログのうちいくつかは、より多くの読者を獲得しようと、既にこのプラグインを使い始めているという。


Facebookの説明ページに掲載された画像(提供:Facebook)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]