AT&Tは何年も前から音声認識の分野に携わっている。そして今、同社はこれまでの成果を他者と共有したいと考えている。
同社は米国時間4月19日、いくつかの「AT&T Watson Speech API」を6月に開発者に公開すると発表した。開発者はAPIを使って、AT&TのWatson音声認識テクノロジを利用する新しいアプリやサービスを構築できるようになる。
AT&Tがリリースを予定している第1弾のAPI群は、ウェブ検索やQ&A、SMS、ディクテーションなどの分野に関連するものだ、と同社は述べた。さらに、同社は「ユーザーの話し言葉をキャプチャした後、文字に起こすためにネットワークに送信」することを望む開発者向けに、ソフトウェア開発キット(SDK)も提供する予定だ。そのSDKを使えば、Watsonの既存アプリへの統合が容易になるはずだ、とAT&Tは話している。
モバイル分野ではAppleの「Siri」音声認識プラットフォームが大きな注目を集めているが、AT&Tは何年も前からその分野で競争している。同プラットフォームは、AT&T Labsによって改良されてきた。また、AT&Tによると、同プラットフォームは音声認識に関連する600件以上の特許を同社にもたらしたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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