NTTドコモ、今度は東北で通信障害--FOMA、Xiが設備故障で

別井貴志 (編集部)2012年01月28日 02時27分

 NTTドコモは1月27日、午後9時08分頃から東北の一部地域でFOMAおよびXiの音声着信、パケット発着信がしづらい、圏外となる状況が発生していたが、午後9時53分に回復したと発表した。原因は通信設備の故障だとし、引き続き状況を監視する。

 影響があった地域や影響を受けたと想定される地域は、宮城県全域(栗原市を除く)、福島県全域(会津方面と郡山市を除く)、岩手県(大船渡市、一関市、陸前高田市、東磐井郡、気仙郡方面)、山形県(山形市、上山市、天童市、東村山郡、西村山郡河北町方面)。

 NTTドコモは通信事故が相次いでいることで、1月26日に総務省から指導を受けた。そして1月27日の決算発表で一連の通信事故を謝罪し、その対策として1640億円かけると発表した。

◆NTTドコモの対応と謝罪
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◆総務省が指導
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◇相次ぐ通信障害
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ドコモ、25日朝から都内で通信障害--午後1時に回復
ドコモ障害の原因は新パケット交換機の処理能力オーバー--最大252万人に影響
「見極めが甘かった」と通信障害でドコモが謝罪--改めて社長から説明も

◇各社のスマートフォントラフィック対策
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スマホ全盛期のKDDIトラフィック対策--iPhone比較にも反論
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◇2011年12月末から年初にかけて発生したドコモの障害・不具合
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