MS、「Symbian」搭載携帯電話に2011年中に無料アプリを提供

Lance Whitney (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 福岡洋一2011年09月12日 12時23分

 Microsoftの無料アプリ数本が、2011年末までに、Nokiaの「Symbizan」搭載携帯電話で利用できるようになる。

 米国時間9月8日付けのブログにもあるように、MicrosoftとNokiaは第4四半期中に無料アップデートの形でMicrosoftのアプリを提供する。アップデートを利用できるのは、最新版Symbian OS「Symbian Belle」搭載電話の所有者か、「Symbian Anna」からSymbian Belleにアップグレードする利用者のみとなる。

 2011年にリリースが予定されているモバイルアプリとアップデートは以下の通り。

  • 外出中にインスタントメッセージングやウェブ会議ができる「Microsoft Lync 2010 Mobile
  • PCから携帯端末に「PowerPoint」のプレゼンテーションファイルをブロードキャストできるアプリ「Microsoft PowerPoint Broadcast
  • 「SkyDrive」オンラインストレージサービスとノートを同期できるモバイル向けデジタルノートアプリ「Microsoft OneNote
  • 携帯端末や「SharePoint 2010」サイトに保存された文書やメールの添付ファイルを閲覧できる機能「Microsoft Document Connection

 2012年初めに予定されている2回目のアップデートでは、OneNoteにSharePointとの同期機能が追加されるほか、「Microsoft Word」「Microsoft Excel」、PowerPointがネイティブアプリとして搭載される予定だ。

 Nokiaが主要モバイルOSとして「Windows Phone」を採用する準備を進める中、Symbianに対する同社の今後の取り組みについて疑問が浮上している。

 Nokiaは6月に、2016年までSymbianの開発とサポートをコンサルティング企業Accentureに委託する契約を結んでおり、2800人の従業員をAccentureに移管する。この契約について初めて発表されたのは、NokiaとMicrosoftが新たな提携を発表した2カ月後の4月だった。

 だが、Nokiaの最高経営責任者(CEO)であるStephen Elop氏は5月に、Windows Phoneの採用を進めるが、少なくとも2016年までSymbianへの投資を続けることを確認し、ブログでもその点が強調されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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