モトローラ・モビリティCEO、今後の製品計画を語る

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 福岡洋一2011年07月29日 11時56分

 Motorola Mobilityの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるSanjay Jha氏は、製品ラインアップの充実を図る計画を明らかにした。この一環として、2011年下半期にタブレットと4G LTE対応スマートフォンを2機種ずつ投入するという。

 Jha氏は米CNETのインタビューに対し、大幅な遅れが生じている「DROID BIONIC」を9月に発売する計画だと述べた。Verizon Wirelessの4G LTEネットワークに対応するこのスマートフォンは1月の2011 International CESで発表されたが、4G接続の問題解消に時間を要しており、数カ月の遅れが出ている。さらにMotorola Mobilityは2011年中に少なくともあと1機種、4G LTE対応スマートフォンの投入を計画している。

 Jha氏はまた、タブレット2機種を計画していると述べた。10インチのタブレットをさらに1機種追加するほか、これより小型の機種も加えるという。いずれも通信事業者と小売店網の両方を通じて販売する予定だ。

 「タブレットの外観は気に入ってもらえるだろう。消費者と通信事業者から好意的なフィードバックを得ている」と、Jha氏は述べた。

 「Android」搭載端末市場ではHTCやサムスン電子などとの競争が激化しており、Motorola Mobilityは遅れを取り戻そうとしている。さらに、大方の予想では9月に登場すると見られているAppleの次期「iPhone」の公開に向けて、Motorola Mobilityは準備態勢を整えている。ただし、競争に及び腰になるのではなく正面から立ち向かうとして、Jha氏は次のように述べた。

 「われわれは勝負したい。当社は市場で競争力のある製品を擁していると考えており、米国では優れた設計で実績を上げている」

 Motorola Mobilityが米国時間7月28日に発表した2011年第2四半期決算と今後の見通しは、Jha氏の自信を後押ししている。第3四半期は利益がほとんど見込めないが、第4四半期には大幅に伸びると同社は見ており、同四半期に大規模な製品ラインアップと通信事業者のサポートを実現すると示唆している。

 Jha氏は、Motorolaのタブレットが確実に他社製品を凌ぐものになるよう取り組んでいると述べた。タブレットに関して言えば、メディアの視聴、インターネットのブラウジング、企業向けアプリケーションの利用における体験を改善することによって差別化を図るという。

 Motorolaによると、第2四半期におけるタブレットの出荷台数は前期の25万台から増加し、44万台に達した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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