グーグル、「Gmail」への乗り換えを促す新プログラムを公開

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 長谷睦2011年07月28日 12時48分

 Googleのウェブメールサービス「Gmail」は、必ずしもユーザー数確保に苦戦しているわけではない。だが、Googleは新たなマーケティング戦術を打ち出し、ユーザー人口をMicrosoftやYahooの競合サービスに匹敵するまでに増やそうとしている。

 Googleは米国時間7月27日、いささか刺激的な新プログラム「Email Intervention」(電子メール介入)を公開した。このプログラムでは既存のGmailユーザーに対し、友人を現在のプロバイダーから乗り換えるよう促す作戦を伝授している。

 このプログラムのサイトには、次のような記載がある。「おそらく皆さんはすでに、友人や家族がGmailに乗り換える手助けをして彼らの人生をよりよいものにしてきただろうが、まだ乗り換えずに取り残されているあの友人はどうすればいいだろうか?今こそ立ち上がり、介入に踏み切るべきだ」

 具体的な手順としては、既存のGmailユーザーは用意された専用のメールテンプレート3種類の中から1つを選んで、友人に送信できる。このメールには、GmailをアピールするためGoogleが作成した「介入ビデオ」が添付される。ユーザーは、YouTubeを利用して独自にメッセージを録画することも可能だ。

 約3億5000万人のアクティブユーザー数を擁し、現時点でウェブメール市場の王座にあるMicrosoftも、「Yahoo Mail」ユーザーの取り込みを狙い、2011年に入って同様のプロジェクトを立ち上げている。この中でMicrosoftは、顧客やメディアによるレビューを掲載したほか、乗り換えるべき理由を詳しく説明したQ&Aコーナーも公開した。ただしGoogleのキャンペーンでは介入メールを1度に複数の友人に送信できるのに対し、Microsoftは個々のユーザーをターゲットとしている点が異なる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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