TwitterとDropbox使った電子書籍サービス「ツイパブ」--読書体験をタイムラインで共有

岩本有平 (編集部)2011年04月18日 20時04分

 jig.jpは4月18日、スマートフォン向けの電子書籍閲覧、公開サービス「ツイパブ」ベータ版の提供を開始した。

 ツイパブは、Twitterを利用してソーシャルリーディングやソーシャルパブリッシ ングを実現するサービス。Dropboxの公開フォルダやウェブサイト上にある電子書籍のURLをツイパブ上のライブラリに登録することで、ツイパブを通じて書籍の閲覧ができる。またライブラリ上から公開設定をすればTwitter経由でフォロワーと書籍を共有できる。

 書籍を公開すると、ツイパブのハッシュタグ「#twepub」と、書籍ごとに12桁のハッシュタグが付与されたツイートが投稿される。#twepubのタイムラインはツイパブから閲覧できるため、ユーザーはこのタイムラインを通じて書籍を探すことができる。

 タイムライン上で12桁のハッシュタグをクリックすると、各書籍のページに遷移し、その書籍を読んだり、お気に入りに登録したりできる。これらのアクションはすべてTwitterに投稿することもできるため、Twitter上の友人に「今どんな書籍を読んでいるか」といった情報を共有することも可能だ。

 権利処理をしているコンテンツ、もしくはユーザーが権利を持つコンテンツを共有対象とする。コンテンツについてはjig.jpがチェックを行い、著作権を侵害するものであれば強制的に共有できないようにするという。共有できるのはEPUB形式の電子書籍のみ。今後は画像ファイルへの対応も検討する。

 jig.jpでは「ソーシャルリーディングといえば、感想や引用を共有することを想像する。しかしユーザーが本当に望むのは、『友人が読書に関してどういったアクションをとるか』といった、ソーシャルネットワーキングサービスのウォールのような仕組みではないか」とツイパブの提供理由について説明する。

 電子書籍サービスの提供にあたり、学研ホールディングス、インプレスR&D、オールアバウト、アゴラブックス、ディスカヴァー・トゥエンティワン、paperboy&co.とも連携。各社がコンテンツを提供する。

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