リクルート、ロケーションベースのソーシャルサービス「RecoCheck」開始

岩本有平(編集部)2011年02月01日 17時36分

 リクルートは2月1日、iPhone向けのロケーションソーシャルサービス「RecoCheck」を公開した。iTunesのApp Storeより無料でダウンロードできる。Android版も準備中で、4月上旬に公開する予定。

 RecoCheckは位置情報を元に、周辺のスポットにチェックインしてその場所に関する情報を共有できるサービス。投稿には140文字までのコメントを入力する「チェックイン」と、140文字までのコメントに加えて、価格や5段階評価、写真などを投稿できる「オススメ投稿」の2種類を用意。TwitterやFacebook、mixiボイスへの同時投稿も可能だ。スポット情報には、「ドコイク?」で提供する400万件の店舗情報が利用できる。ユーザーが新しいスポット情報を登録することも可能だ。

 利用にはTwitterのアカウントが必要。Twitter上でフォローしているユーザーがRecoCheck内でも友人として扱われ、情報を共有できる。

 米foursquareの「foursquare」やFacebookの「Places」(日本版は「スポット」)をはじめ、国内でもライブドアの「ロケタッチ」、関心空間の「ランブリン」、はてなの「はてなココ」など位置情報を使ったソーシャルサービスは数多く登場している。

 リクルートではこれら競合サービスに対する強みについて「Twitterのアカウントを使っているため、ソーシャルグラフを(RecoCheckのためだけに)登録しなくていい。またスポットの情報も400万件用意している」と説明。方向性については「ほか(のロケーションベースのソーシャルサービス)はゲーム性やエンターテインメント性を出しているが、我々は情報を見る利便性に特化していく」とした。

 目標ユーザー数は非公開だが、2012年3月時点で国内ナンバーワンのサービスを目指すという。

 収益化については直近で考えず、当面はユーザーを集めることに集中する。今後は、ある店舗に頻繁に通うユーザーに対して優待の仕組みを提供したり、チェックインした位置の情報にあわせて周辺の店舗情報を提供するといった仕組みによる収益化を検討する。

  • 通常の「チェックイン」に加えて、店舗の評価を投稿できる「オススメ投稿」の機能を用意

  • Twitterやmixiボイスへの同時投稿にも対応する

 リクルートではRecoCheckのサービス開始にあわせて2月14日までキャンペーンを実施する。公式アカウント「@RecoCheck」をTwitterでフォローし、RecoCheckでスポットにチェックインしたユーザーの中から抽選で、総額300万円相当の商品をプレゼントする。

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