ウイルス検出数が増加--IPA、5月のウイルス・不正アクセスの届出状況発表

 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は6月4日、2007年5月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表した。

 発表によると、2007年5月のウイルスの検出数は約77万個と、4月の約62万個から24.3%の増加となった。また、5月のウイルス届出件数は3383件で、4月の3199件から5.8%増加した。

 検出数の1位は「W32/Netsky」で約51万個、2位は「VBS/Sober」で約15万個、3位は「W32/Stration」で約4万個であった。届出数では、1位が671件で「W32/Netsky」、2位が324件で「W32/Bagle」、3位が238件で「W32/Mytob」となっている。

 不正アクセスの届出件数は19件で、このうち13件が被害に遭った。被害の内訳は、侵入が5件、メール不正中継が2件、アドレス詐称が1件、その他が5件となっている。

 侵入届出の被害内容は、フィッシングに悪用するためのコンテンツを設置されていたものが2件、外部サイトを攻撃するための踏み台になっていたものが2件、サーバ内データの破壊が1件となっており、侵入の原因は、プログラムの脆弱性を突かれたものが3件、パスワードクラッキング攻撃によるものが2件であった。

 5月の相談総件数は814件で、このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が185件(4月は205件)、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談が19件(4月は17件)、Winny に関連する相談が6件(4月は7件)などとなっている。

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