Robert Lemos(CNET News.com)
2005/01/11 12:35
携帯電話機を狙うウイルスのほとんどが、デジタルセキュリティの世界では「見かけ倒し」だと考えられていた。だが今週、2つの感染方法を組み合わせたプログラムがリリースされたことで、こうしたウイルスの危険性が高まっている。
ウイルス対策会社のF-Secureは米国時間10日、無線接続でも添付ファイルの形でも感染する「Lasco.A」というウイルスがリリースされたことを明らかにした。これまでの悪質な携帯電話ウイルスは、どちらかの感染方法しか利用していなかった。
F-Secureは「われわれは、2種類の感染手法を利用する新しいSymbian向けマルウェアを入手した。こうした機能を持つウイルスは、PCを狙うものでは一般的だったが、携帯電話機ではこれまで見られなかった」と自社のウェブサイトで述べている。
F-Secureによると、Lasco.AウイルスはSymbian OSが動作する電話機のどのアプリケーションファイルにも自らを添付でき、携帯電話機の所有者がそのファイルをクリックすると起動して、ファイルを端末上にインストールするという。
「携帯電話機のユーザー同士がソフトウェアを交換する際、ある電話機に含まれる(アプリケーション)ファイルを別の電話機にコピーすることがよくあるが、この時にLasco.Aも一緒にコピーされてしまう」(F-Secure)
このプログラムはコンピュータワームのような動きもし、Bluetoothの電波が届く範囲内にあるすべての電話機に自身を直接コピーしようと試みる、とF-Secureは述べている。この点で、Lasco.Aは最近登場しているCabirワームの亜種と似ている。
だが、これらのプログラムが大成功を収めた例はない。効果的に感染するよう携帯電話のOSをプログラムできるようになったのはつい最近のことだ。さらに、携帯電話はプロプライエタリなOSを採用していることが多く、広範囲に感染できるウイルスの開発はPCの場合と比べてはるかに難しい。
Lasco.AはBluetoothを接続可能モードに設定している携帯電話にしか感染しないため、このウイルスから電話機を守るにはBluetoothを接続不可モードにするのが一番だと、F-Secureは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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