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MS、無料ウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」を正式リリース
Microsoftは米国時間9月29日、長く待ち望まれていたコンシューマー向けセキュリティスイート「Microsoft Security Essentials(MSE)」を正式リリースした。無料で提供されるMSEは、有料版の「Windows Live OneCare」に替わる製品となる。
以前は「Morro」という開発コード名が付されていたMSEは、ウイルス対策、スパイウェア対策、rootkitからの保護、その他の悪意ある攻撃からのシステム保護を実現するツールを提供する。Microsoftのビジネスユーザー向け「Forefront Client Security」と同じテクノロジが採用されており、Windows XP、Windows Vista、Windows 7上で動作する。
MSEは、ユーザー登録や試用期間などが設けられることなく、無料でダウンロード可能となっている。しかしながら、MSEは、インストール実行前にMicrosoftの「Windows Genuine Advantage」ツールによる検証が行われ、ユーザーの使用しているWindowsが正規品かどうかをチェックするようになっている。
Microsoft UKのコンシューマープロダクトマネージャーであるJulia Owen氏は、MicrosoftがMSEをWindowsとバンドル提供する予定はないと述べた。
「MSEはスタンドアローン製品である。当然ながら、OEM(PCメーカー)との密接な協力関係のもと、バンドル提供が行われる可能性はあるものの、この件に関して現時点で正式に発表できることはない」と、Owen氏は語っている。
同氏は、PC上にMSEをインストールして販売するかどうかは、PCメーカー次第であるとも付け加えた。
Microsoft UKのセキュリティチーフであるCliff Evans氏は、MSEがOneCareと同じエンジンを採用しているものの、MSEのほうが「同エンジンを新たに反復利用しているという意味では、より優れた」製品であると説明した。MSEには、サブスクリプションベースのOneCareで提供されていた、自動的にPCを高速化するといったセキュリティ分野以外の機能は搭載されていない。
また、Evans氏は、MSEの検出技術レベルがOneCareよりも高いものであると述べた。MSEでは、疑わしいアプリケーションの動作を分析し、その動作が既知のマルウェアと同じではないかをチェックして、セントラルサーバへと報告が送り返される。
さらに、「Dynamic Signature Service」テクノロジにより、アプリケーションにおけるリスクのチェックは、ダウンロード済みの最新パターンファイルに頼るのではなく、最新のウイルス定義を利用するとMicrosoftは説明している。
MSEでは、完全に実行される前に各プログラムのエミュレーション処理がなされるほか、ユーザーの許可を得ずに実行されるような動作がないかもチェックされると、Owen氏は語った。万が一、あるプログラムの動作が疑わしい場合、MSEはDynamic Signature Serviceを参照し、同プログラムがチェックを必要としたり、強制終了されるべきかどうかを確認するようになっている。
加えて、Owen氏は、OneCareのような「巨大なスイート」製品ではないため、MSEのパフォーマンスはOneCareよりも優れていると述べた。
MSEは、英国、アイルランド、米国、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、スイス、オーストラリア、ブラジル、カナダ、イスラエル、日本、メキシコ、ニュージーランド、シンガポールの19カ国において、8言語での提供が開始される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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