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3Com、侵入防止システムの開発元を4億3000万ドルで買収

2004/12/14 14:58
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 3Comは米国時間13日、TippingPoint Technologiesというセキュリティ企業を4億3000万ドルで買収すると発表した。

 TippingPointでは、UnityOneと呼ばれる侵入防止アプライアンス機器を開発している。これらの機器はネットワーク上に配置され、内部に入ろうとするパケットが悪影響を及ぼすものかどうかを素早く判断するもの。

 同社の製品はまた、攻撃を防いだ場合にそのレポートを生成し、データをまとめて分析できるようにする機能を持つ。TippingPointは今月に入ってSymantecとの提携を発表したが、これにより同社製品のレポート機能をSymantecのセキュリティ管理ソフトウェアに統合することが可能になる。

 今回の買収合意により、3ComはTippingPointの発行済み株式1株に対し47ドルを支払う。なお、これは10日の終値に対して13%のプレミアムが上乗せされた金額となっている。また買収価格は合計で約4億3000万ドルとなる。買収の完了は来年2005年2月末の見込みだ。

 買収完了後は、TippingPointが3Comの一部門となり、TippingPoint CEO(最高経営責任者)のKip McClanahanが同部門の責任者に就任する。TippingPoint(本社:テキサス州オースチン)では、現在125人の従業員が働いている。この買収でレイオフ(解雇)が発生するかどうかについて、両社はコメントしていない。

 「TippingPointの製品やソリューション、従業員は、どれも世界一流だ」と、3Com CEOのBruce Claflinは声明のなかで述べている。「われわれは、TippingPointが最良のセキュリティ製品を開発する能力を拡大できるよう、3Comの世界規模のリソースとインフラを提供する」(Claflin)

 3Comはここしばらく、エンタープライズ市場への再参入を試みていた。現在多くのユーザーが、ネットワーク機器ベンダーに対してより多くのセキュリティ機能を求めていることから、新しいセキュリティ製品を手に入れた3Comは、企業ユーザーにとって魅力的な選択肢となる可能性がある。3Comではすでに、スイッチ製品へのセキュリティ機能組み込みを開始している。

 3Comの主要なライバルであり、IPネットワーク業界最大手のCisco Systemsでは、すでにセキュリティ分野に多くの投資を行っている。同社は侵入検知(IDS)や侵入防止製品の販売も行っており、また過去1年間にスイッチやルータに新しいセキュリティ機能を追加している。

 現時点で、3Comが競合各社に追いつくために、新しい付加価値のある製品や機能を必要としていることは明らかだ。同社は先週、11月末締めの四半期の業績が予想を下回る旨の発表を事前に行った。この発表で、それまで1億7000万〜1億8000万ドルとされていた予想売上高が、1億4900万〜1億5300万ドルに引き下げられた。なお、3Comは前四半期(8月末締)に1億6230万ドルの売上を記録していた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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