NECは10月12日、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国内規格であるISMS認証基準の取得を支援する販売店向けプログラム「ネットISMS」を発表した。同プログラムを利用することで、ISMS認証取得にかかる費用を従来の約2分の1に削減するとともに、期間を最短で約半分の約6カ月に短縮できるとみる。2004年10月に利用販売店の募集を開始し、2005年1月よりサービスを提供する。
ネットISMSは、同社とトーマツ環境品質研究所が共同開発したシステムを使って運用する。販売店各社は、NECがインターネット上に用意する情報セキュリティ管理用の基本システム部分を活用できるので、ISMS導入を経済的かつ短期間で実現可能という。さらに、NECがEラーニングシステムを、トーマツが教育コンテンツを提供し、情報セキュリティ教育も実施する。ISMS認証取得の審査にはインターネットを介した電子審査システムを使うので、「審査費用を大幅に削減できる」(NEC)。
同プログラムでは、個人情報保護を目的するプライバシーマークの取得支援もオプションとして用意する。
NECは、同プログラムを通じ今後2年間で販売店100社のISMS認証取得を見込む。
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