グーグル、「Google TV」プラットフォームを発表--テレビとウェブを融合

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年05月21日 07時11分

UPDATE Googleは米国時間5月20日、Google I/Oカンファレンスにおいて、「Google TV」と呼ばれるプラットフォームによって、家庭用機器にテレビとウェブを融合するという同社の戦略を発表した。

 Google TVは、テレビ、セットトップボックス、Blu-rayプレーヤーなどの機器に組み込まれる技術で、ユーザーは、「Google Search」を利用してウェブからビデオを検索したり、YouTubeの動画をフルスクリーンで視聴したり、Huluで番組を検索したり、Amazon on Demandでテレビ番組を購入したりすることができるようになる。

 最初のパートナーは、ソニー、Dish Network、Logitechである。これらの企業はすべて、2010年秋までに初のGoogle TVベースの製品を提供する予定である。Best Buyは、それらを販売する最初の小売店となる。

 ソニーは、Googleの「Android」ベースの技術を搭載するテレビとセットトップボックスの両方を提供する予定である。「Sony Internet TV」とBlu-rayディスクドライブ搭載のセットトップボックスが、2010年秋に発売される。価格は未定。

 ソニーの最高経営責任者(CEO)であるHoward Stringer氏は同イベント後の記者会見で、「これにより、これまでは想像の域を超えなかった、まったく新しいコンテンツ体験が創造される」と述べた。ソニーは既に、インターネット配信の映画を大画面テレビに接続する「Qricocity」という名称のサービスを提供しているが、Stringer氏は、Google TVソフトウェアは、従来のテレビとウェブの間の切り替えが容易であるため、それよりもずっと広範囲のコンテンツが提供できると考えている。

Google TV対応製品は今秋から登場する予定。 Google TV対応製品は今秋から登場する予定。

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