ニコニコ動画とWindows Liveが連携、メッセンジャーで「2人きりのコメント」が可能に

永井美智子(編集部)2008年09月03日 19時48分

 ニワンゴととマイクロソフトは9月3日、動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画」とマイクロソフトのインスタントメッセンジャーを連携させると発表した。ニコニコ動画内の動画に対し、メッセンジャーの利用者間だけで共有できるコメントが書き込めるほか、動画ランキングなどの情報をアラートで受信できる。

 マイクロソフトが6月に公開したWindows Liveの日本語APIを活用した。提供されるサービスは大きく2つ。1つは「ニコニコメッセ」と呼ばれるもので、ニコニコ動画の視聴画面上で「メッセする」というボタンを押すと、Windows Live Messengerが起動し、画面内に動画が表示される。Windows Live Messenger内の会話は動画の上に重ねて置かれるが、ニコニコ動画内に投稿されることはなく、メッセンジャーを使っているユーザー同士のみが見られるという。

ニコニコメッセ ニコニコ動画の視聴画面上に「メッセする」というボタンが登場(赤枠は編集部が追加)
ニコニコメッセ 「メッセする」を押すと、現在オンラインの友人が一覧表示され、動画を共有したい相手を選べる

 動画再生部分はニワンゴが開発した。APIを利用してWindows Live Messenger内の会話を取得し、動画上に重ねたもので、メッセンジャーに招待された側はニコニコ動画のIDを持っていなくても動画が視聴可能。ブログなどにニコニコ動画の動画を掲載できる「外部プレイヤー」の技術を応用した。ただしニコニコメッセを使って招待する側はニコニコ動画のIDが必要となる。

ニコニコメッセ Windows Live Messenger内にニコニコ動画内の動画が表示され、メッセージが動画上に表示される。白の濃いコメントがメッセンジャー内の会話、色の薄い文字はニコニコ動画内のコメントだ。メッセンジャー内の会話はニコニコ動画には投稿されない

 もう1つは「ニコニコアラート」と呼ばれるもので、ニュースなどをポップアップで表示するWindows Live Alertsの機能を活用したもの。ニコニコ動画から配信されるランキング情報や公式ブログの新着情報などをRSS経由で配信する。

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