鳴海淳義(編集部)
2008/08/20 20:37
オムニチュアは8月20日、業種別のウェブ解析コンサルティングパッケージ「Omniture Fusion」を提供開始した。
Omniture Fusionはウェブ解析の結果を業種別のKPIに落とし込み、ビジネスの最適化支援を短期間で実現するパッケージ型コンサルティングサービス。小売、メディア、ハイテク、旅行、金融、自動車の6つの業種に特化している。
コンサルティングの基本メソッドには、例えば小売業ならば「ページ名の決定方法」「買い物かごのパフォーマンス」「商品発見方法」などと、それぞれの業種別の項目が十数個並ぶ。さらに基本メソッドごとにビジネスの課題やサンプルレポート、実装手順などを示す「プレイブック」と呼ばれる手引書が用意されている。
オムニチュアが8月20日に都内で開催した会見では、Omniture Fusionをアウトドア商品販売サイトに導入したと仮定した基本的な活用例が示された。
バイヤーが登山靴Aをサイト内のどの商品カテゴリーで販売するべきか悩んでいたとする。ウェブ解析を実施したところ、この商品は「人気のアウトドアブランド」カテゴリーで最も売れており、以下、「靴」カテゴリー、「キャンピングとハイキング」カテゴリーが続くことがわかったというストーリーだ。
この結果からは、登山靴Aは「人気のアウトドアブランド」カテゴリーでプロモーションするのが最適と考えられる。実践的なアクションとしては、カテゴリー内に登山靴Aの特集コンテンツを作成する、カテゴリートップページの目立つ位置に登山靴Aを配置するなどが正解となる。
こうしてウェブ解析に基づいた的確なアクションを1つずつクリアしていくことで、ビジネスを最適化していくのがOmniture Fusionの特徴だ。オムニチュアの代表的なウェブ解析製品「SiteCatalyst」を導入するだけでは解析後の課題の洗い出しまで到達できなかった企業も、あらかじめ業種別に絞り込まれたメソッドにより、比較的簡単に次にとるべき行動が見えてくるという。
オムニチュアのベストプラクティスコンサルタント 大山忍氏Omniture FusionはすでにSiteCatalystを導入している企業向けのサービスとして提供される。すでに導入している企業もあり、オムニチュアのベストプラクティスコンサルタント 大山忍氏によれば、ウェブ解析に意識の高いECサイト、メディアなどが活用しているという。価格は導入企業ごとに異なる。
今後は順次サービスをアップデートし、対応業種を広げていく計画だ。

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