文:Daniel Terdiman(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008/04/30 21:23
「だから、誰もわたしの評判に異議を唱えないでいただきたい。BusinessWeekでは絶対に仕事をもらえないだろう」(Fake Steve Jobs氏)
Fake Steve Jobs氏は次にブログを執筆するようになったいきさつについて語った。従来のメディア企業がブロガーにお株を奪われていくさまを見るつけ、自分も何らかの方法でメディアにおける新しい世代のプレーヤーに加わりたいと思ったのだと説明した。
そこで、勤務先であるForbes誌のウェブサイトForbes.comにブログを始めさせて欲しいと頼んだ。会社の回答はノーだったという。
そこで代わりに自分のブログを始め、単なる宣伝にすぎない多くの企業ブロガーとは一線を画し、Steve Jobs氏になりすまし感じたままを執筆しているかのように見せかけた。こうしてFake Steve Jobsが誕生した。
同氏のブログはすぐに多くの読者(6カ月たって毎月9万人のユニークビューア)を獲得し、Fake Stave Jobs氏とはいったい誰なのかという犯人捜しが世界中で行われたという。
同氏によると、この話で最もおもしろかったのは、Forbesの編集者がFake Steve Jobsの正体を暴いた人に懸賞金を出すと申し出たことだという。
そして、さらに傑作なのはFake Steve Jobs氏がその編集者にFobes.comでブログを書かせてくれと申し出たときのことだと述べた。
「その編集者は『おや、あなたは本物のFake Steve Jobsではないか。われわれはぜひあなたを採用したい』と返事を書いてきたのだ」とFake Steve Jobs氏は述べた。
そこで、正体を偽り続けるのをやめて、Forbesに対して実は自分がFake Steve Jobsだったことと明かし、こうして勤務先のForbesとの間で正式にFake Steve Jobsとしての関係が始まった。
しかし、究極的にはブログを執筆していて最も貴重な体験は、同氏が言うところの、他人が集まってきてコメント欄を通じて「演じる」ための「プラットフォーム」を自分が作り出したことであると述べている。
Fake Steve Jobs氏によると、Fake Vladimir Putinという名前のコメンターがいて、他のどこの場所にも出現せずFake Steve Jobsブログにのみコメントを残していくのだという。
そして、これがWeb 2.0の本質なのであるとFake Steve Jobs氏は言っているようだった。
少なくともそう言っているように聞こえるのは確かだ。ただしFake Steve Jobs氏の場合、同氏のその日の機嫌の善し悪しによって本当に伝えたいメッセージが何なのか少しわかりにくくなるのが常である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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