最終更新時刻:2009年7月10日(金) 7時45分

米英の図書館、シェークスピア作品をデジタル化へ

文:Reuters
翻訳校正:編集部

2008/03/27 10:25  

 米国と英国の図書館は、四つ折り本として刊行された、1641年以前のWilliam Shakespeareの戯曲75点をオンライン化する計画だ。

 2004年に大英博物館がShakespeareの四つ折り本をデジタル化したのに続き、このたびはオックスフォードのBodleian Libraryと、ワシントンDCのFolger Shakespeare Libraryが協力して、それぞれのコレクションをオンラインに掲載する。

 現存する自筆原稿が残っていないなか、Shakespeareにとって初期の頃の出版物である四つ折り本は、Shakespeareが実際につづったであろう内容や、初期近代英語で書かれた原稿を知るうえで、有力な手がかりとなる。

 本プロジェクトの目的は、学者だけが閲覧できた四つ折り本の多くを、広く一般に公開することにある。作業は4月に始まり、完了まで1年間かかる予定。

 オンラインでは、画像を隣り合わせにして比較したり、あるコピーを別のものの上部に表示したり、戯曲を検索してテキストにマークやタグを付けたりすることができる。

 同じ四つ折り本同士のコピーを比較して細かな違いを見つけること以外に、このデジタルデータベースでは、頻繁に存在し、ときには非常に有名な表現にも含まれる、四つ折り判同士の大きく異なるバージョンを容易に研究することが可能になる。

 Folger Shakespeare Libraryのディレクターを務めるGail Kern Paster氏は「学者、教師、学生が、『ハムレット』などの四つ折り本のテキストを調査する新しい方法が無数に増えることになる」と述べる。

 「それぞれのコピーがどうやって出版物となっていったのか、また、どういう風に印刷されていたのかなど、いろいろな発見があるのではないだろうか」(Paster氏)

 Shakespeareは生前に少なくとも37作品の戯曲を執筆しており、1590年から1613年の間にもう何作か手掛けている。没年は1616年。

この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ

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