欧州の有力消費者団体BEUCは現地時間12月20日、Googleが計画通りオンライン広告大手のDoubleClickを31億ドルで買収すれば、欧州市民のプライバシーがひどく侵害されると警告した。
BEUCは20日、欧州委員会に送付した書簡の中で、「GoogleとDoubleClickが合併すれば、ユーザーのプライバシーに対して意識の低いであろう組織ができあがり、消費者の快適な生活が害される」と指摘した。
欧州連合の競争監視機関である欧州委員会は、11月にGoogleのDoubleClick買収計画に対する徹底した調査を開始し、同計画はオンライン広告分野の競争に関する懸念を引き起こしていると語った。
Googleは、消費者が入力した検索クエリを利用してウェブサーファーらの画面に表示する広告を選択している。GoogleはDoubleClickを買収することにより、消費者の活動に合わせて広告を配信するオンライン広告分野における同社の影響力を強めたい考えだ。
「(DoubleClickとの)合併後、Googleはこれまで以上に侵害的なユーザー追跡を意欲的に行おうとし、そしてそれが可能になる」(BEUC)
またBEUCは、両社が合併すれば、オンライン広告の2つの主要な「パイプライン」である検索型広告と非検索型広告の両方が合併会社によって独占されるため、オンライン広告市場が危機にさらされる可能性があると指摘する。
「合併後のGoogleが、広告掲載料を吊り上げる方法は多数存在する」(BEUC)
また、この広告掲載料の増加分は、消費者に転嫁される可能性が高い、と同団体は指摘する。
欧州委員会は2008年4月2日までに、GoogleとDoubleClickの合併が有効な競争を著しく阻害するか否かの最終決断を行うことになっている。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ

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