Googleは、計画が進むDoubleClick買収以外にも、さらなる広告パートナーとの提携を視野に入れ、最長5年がかりの計画で、メディア全般にわたって広告を販売可能なシングルシステムへの移行を検討している。
Googleの北米広告販売担当プレジデントであるTim Armstrong氏は、紙面、ラジオ、テレビ向けの広告販売へとGoogleが進出して、市場関係者は、広告在庫を一元管理可能なジョイントシステムの使用に深い関心を示すであろうことが明らかになってきたと指摘する。
Armstrong氏は、ニューヨークで開催されたUBSメディア会議にて、広告在庫の売買に用いられるウェブベースのシステムに言及しつつ、「われわれはデジタルダッシュボードに、より多くの選択肢を用意することに注意を集中している」と述べた。
「関心の度合は高いが、高水準の仕事を成し遂げることが必要になる。われわれは、こうした企業をつなぐ上で、まだかなり初歩の段階にあり、私は、これは2年、3年、もしくは5年がかりで取り組まねばならない製品であると感じている」と、Armstrong氏は語った。
Armstrong氏は、検索語のオークションを行うGoogleの「AdWords」システムを高水準の製品に仕上げるために、2年以上を費やさねばならなかったことに触れ、歴史の長い他のメディアプラットホームの移行には、もっと長い期間が必要となる可能性も高いと述べた。
Googleは、31億ドルでDoubleClickを買収する計画で、これにより広告へのレスポンスを高め、より正確なトラッキングも可能なオンラインのグラフィックディスプレイ広告市場での地位を、不動のものにしようとしている。
「DoubleClickの買収以外にも、この分野で、われわれが他の企業とも共に働く機会が開かれている。われわれは、この分野において、基本的に複数の企業と協働できるか、検討している」と、Armstrong氏は語る。
Armstrong氏は、こうした提携が進めば、広告スペースを買う広告主と、広告の在庫を売るパブリッシャーの市場で、Googleが架け橋となる道が開かれると説明している。
Armstrong氏は「DoubleClickは、その一部分に過ぎない。われわれは、DoubleClickの買収を完了しなければならないと考えており、ライバル企業でも、同じような買収を完了できているように思う」と述べた。
ウェブユーザーおよびアプリケーションの分野で、Googleの最大のライバル企業となっているMicrosoftは、8月に60億ドルでAquantiveを買収した。
欧州委員会は、オンライン広告の分野で、あまりにも独占的な勢力となってしまわないかを見定めるため、DoubleClickの買収に関する詳細な調査を開始した。米国の議員も、慎重な調査を規制当局に要請している。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ
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