“融合”の一形態か--KDDIなどが放送通信連携型テレビ通販サービス

 KDDI、ジャパンケーブルネット、トライステージ、ユビキタス・コアは2月21日、テレビ通販番組とauの「au Shopping Mall」を連携させたビジネスモデル構築に向けたトライアルを開始した。トライアル期間は8月末までを予定している。

 今回のトライアルは、auのオンラインショッピングサイト「au Shopping Mall」を提供するKDDIと、クロスメディア型事業のコンサルティングやデータ分析を行うユビキタス・コア、ケーブルテレビ(CATV)の番組枠の調達などを担うジャパンケーブルネットのKDDIグループ3社が、テレビ通販事業者に対するソリューションの提供および通販番組を制作するトライステージと共同して、放送通信連携型テレビ通販サービスを提供するもの。

 CATVや地上波放送で放映される通販番組において、au Shopping Mall内の商品購入ページへのアクセス方法を告知する。番組の視聴者は、現在の一般的な購入手段である電話受付に加え、モバイルインターネット経由で紹介商品を購入できる。

 今回のトライアルについてKDDIは「テレビ通販事業とモバイルを連携させるためのプラットフォームを提供し、放送と通信が融合するFMBC (Fixed Mobile Broadcast Convergence) 型サービスの実現を目指す」としている。

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