FujiSankei Business i.
2006/09/28 09:26
検索サイト大手の米グーグルが提供する、地球をまるごと立体的に見渡して関連情報をたどることのできるサービス「グーグルアース」の開発陣が来日し、東京都渋谷区の日本法人本社でデモンストレーションを行った。
グーグルアース最高技術責任者(CTO)のマイケル・ジョーンズ氏は、グーグルに買収されたキーホール時代から同サービスの開発に携わってきた。「グーグルはテキストで世界中の情報を検索するが、グーグルアースは地図上でさまざまな情報を検索できる」と、すべての情報をパソコン上の地球儀に載せていっていく開発姿勢を紹介した。
あたかも本物の地球儀を手で回すように衛星写真でできた地球儀をパソコン上で回転し、見たいところを拡大していくと家や車までが確認できる。地球儀上には地名、ビル名、駅名、道路の名前などを、見たい項目だけ選んで表示させることも可能だ。
さらに、米地理学会誌ナショナル・ジオグラフィックや、ケーブルテレビのディスカバリーチャンネルなどとも提携し、記事や動画も地図から関連したものを探せる。デモではスポーツ・ホビーなどを選択し、近くのスタジアムにポインターを近づけると来週にテニスのプロ大会が開かれることが表示された。
また、「タイムブラウザー(時間軸の座標)」を操作するとそれにあわせて衛星写真や出来事が切り替わり、まだ蓄積は浅いが歴史上のできごとを時間軸に見られる。「4次元ソフトが実現した」とジョーンズ氏は胸を張った。
9月14日にサービス開始した日本語版には、ほぼすべての建物を日本地図に重ねて立体表示する機能が世界で初めて搭載され、ランドマークなどから場所を把握しやすいようになっている。
日本語版開発チームを率いたブルーノ・ボーデン氏は「食事する場所だけを表示させればハングリーマップだし、地名も好きな言語で表示できる。みんながグーグルアースをベースに自分の好きな地図を作ることができる」と活用を呼びかけた。
個人向けのサービスは今のところ無料で提供し続ける予定。このほかに、高機能版の有料版サービス「グーグルアースプラス」、商用の「グーグルアースプロ」がある。
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