リアル、5つの運営プラン×3つのサイトスタイルから選べる「リアルマーケット・ドロップシッピング」

 Eコマース商品のドロップシッピングASPサービスを運営するリアルコミュニケーションズ(RC、鈴木秀則社長)は、ドロップシッピングASPサービス「リアルマーケット・ドロップシッピング」を開始した。また、ASPシステムの各機能をウェブAPIで開放するほか、ASPシステム自体のOEM提供を9月から開始する。

 取扱商品としては、化粧品、健康食品、雑貨など美容健康関連商品が中心。今後は、伊藤忠商事、ドウシシャと資本提携するなど、取扱商品数を大幅に増やす予定で、年内には、ブランド品、ジュエリー、PC家電などのカテゴリを追加し、2008年まで全商品カテゴリ10万点の商品データベースの構築を予定している。

 「リアルマーケット・ドロップシッピング」は、ユーザーとなる販売者が商品、倉庫、販売システム、回収システムなどをもたずにPCネットショップ、モバイルネットショップを運営できるEコマースASPサービス。同社が商社機能、物流機能、カスタマーサポート機能を一括して提供する。従来のアフィリエイト販売と異なり、自らが販売者となるため、利益率が高い、リピート客の売り上げが収益化できる、などのメリットがある。

 使用料は、販売価格から仕入価格を引いた粗利益額の30%。粗利益額の70%がユーザーの報酬となる。ユーザーは、(1)販売主体となり、顧客情報を保有するプラン、(2)販売主体として個人名を表示せず、個人情報の保護責任を負わないプラン――を選択することが可能。

 このほか、ユーザーが簡単な操作で独自デザインの店舗を作れるスペースを用意した。セグメントした顧客にメルマガを配信できる機能やカスタマーレビューの表示機能、レコメンド機能、売上ランキング表示機能も装備している。

 これによって販売者となるユーザーは、次の5つのプラン(運営・料金プラン)、3つのスタイル(サイトスタイル)から自由に選択することができる。

【運営・料金プラン】

「AF1」・・・通常のアフィリエイトと同様のプランで、バナータグを取得して自己メディアで集客する。報酬は粗利額の50%。

「AF2」・・・ショップのヘッダー、フッター、バナーをオリジナルデザインに変えることが可能。報酬は粗利額の50%。

「DS1」・・・CMSでショップをデザインする。販売主体、個人情報保護責任はRCとなるが、顧客にメルマガを出すことができる。報酬は粗利額の70%。

「DS2」・・・CMSでショップをデザインでき、すべての機能を利用可能。販売主体、個人情報保護責任は自己となり、顧客にメルマガを出して顧客情報をCSV管理できる。報酬は粗利額の70%。

「DSC」・・・企業向けサービス。売上を自社計上することができ、自社独自の商品を販売することができる。顧客リストは自社のみの保有。報酬は粗利額の70%。

【サイトスタイル】

「ストア構築型」・・・RCのCMSでフロントページを生成、RCのカート、コマース管理システムを利用する。新しく店舗を構築するスタイルに向いている。独自ドメイン設定可能(06年9月実装予定)。

「ストアフロント型」・・・フロントページは自己のブログ、サイトを使い、RCのカート、コマース管理システムを利用する。集客力のあるブログ、サイトをすでにもっているスタイルに向いている。

「ストア連動型」・・・フロントページ、カート、コマース管理システムとも自己、あるいはショッピングモールのものを使用。ウェブAPI接続か、CSVデータの受け渡しを行う。

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