Anne Broache (CNET News.com)
2005/10/05 15:54
ワシントン発--連邦控訴裁判所が、Amazon.comのよく知られた「1-Click」支払いシステムについて、他社が取得した電子商取引に関する特許に抵触する可能性があると示唆した。
Amazonおよびバージニア州の個人企業IPXL Holdingsは米国時間10月4日、連邦巡回控訴裁判所において陳述を行った。Amazonは、2004年8月にバージニア州アレクサンドリアの地方裁判所で開かれた予審に勝訴している。この予審では、Amazonの1-Click機能は注文/出荷を処理するよう設計されており、商品の支払いのためのものではないことから、特許侵害は発生しないという決定が下されていた。
IPXLが保有している米国特許「6,149,055」は、電子商取引を行うユーザーの情報を保管/予測/表示する「電子金融システム」に関するものだ。
Amazonにとっては皮肉なことだが、この1-Click機能を巡っては以前も訴訟が起きている。Amazonは数年前、同システムに対する特許を盾に取り、Barnes & Nobleのウェブサイト事業を停止させようとしたことで、さんざんな悪評を買った。この1件は、現在は解除されているものの、Free Software Foundationによる不買運動を引き起こし、Amazon CEOのJeff Bezosが特許問題についてつづった「公開書簡」を公表するという異例の事態に発展した。
IPXLの弁護士であるJan Conlinは4日、連邦巡回控訴裁判所の3名の判事に下級裁判所の裁定を覆すよう主張した。ConlinはAmazonの1-Clickについて、「書籍を注文し、出荷を手配するためだけのシステムではない。クリックするボタンに『1-Clickで今すぐ購入』と記されているのがその証拠だ」と述べている。
法廷では当事者双方に詳しい質疑が行われ、1-Click機能がIPXLの特許に規定されているような電子資金決済システムに当たるのか、あるいは商品注文システムの1要素に過ぎず同特許には必ずしも抵触しないものなのかという点に、議論の的が絞られた。Amazonは一貫して、Visaやその他のサードパーティ企業もこうした資金決済を実際に行っており、自社のシステムに同特許が適用されるのはおかしいと主張した。
だが、判事の共感を獲得したのはIPXLの主張だったようだ。「Amazonの株主総会で、1-Clickと代金支払いには何の関係もないなどと話したら、笑いものになるだろう」とRaymond Clevenger3世判事は述べ、「(Amazonの)システムには、もちろん資金決済機能が備わっている。さもなくばシステムが“倒産”してしまうではないか」と付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
グーグルの米国エネルギー問題解決策--22年計画「Clean Energy 2030」の内容
Windows VistaにとってXPはライバルか?--マイクロソフト グローバルマーケティング担当Brad Brooks氏
「iPodを日本で一番売りたい」--ビックカメラ有楽町店に聞く新iPodの魅力
ソフトバンク株価の下落加速--iPhone一巡し資金繰りを懸念
ユーザー中心アプローチの時代
台頭するスーパーインフルエンサー--Universal McCann調査より
ネットワーク型産業構造への衣替え?
iPhonista Nightの事後報告
SoftBankは誰に好評なのか?
スパム
アフィリエイトの仕組みを知らない?技術者のITリテラシー
OSC2008Tokyo/Fallで勉強会大集合開催
月5000円を得るための代償
iPhone2.2では、絵文字に対応?
すでに土砂降りのIT業界
ココが変わった、新型「ニンテンドーDSi」--「ニンテンドーDS Lite」と比較
フォトレポート:本体が分離するNTTドコモの「セパレートケータイ」の謎に迫る
話題のスマートフォン、写真で見るBlackBerry Bold
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
「iPhone 2.2」アップデートの概要が明らかに--App Storeのインターフェースなど変更
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
こんなものもありました--CEATECで見つけたオモシロ新技術たち
ケータイはまだまだ進化する--CEATECで見た未来の技術
まるで「宇宙ケータイ」--太陽電池で発電する、au端末のコンセプトモデル
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種もメンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。