ただし、ブラウザでのサポート以外に、LonghornがどこまでRSSを活用することになるかは明らかでない。Schareは、写真のRSSフィードをスクリーンセーバの一部に利用する可能性に言及したものの、Microsoftがこの機能をOS本体に組み込むかどうかはまだ明確でないと述べている。同氏によると、MicrosoftではLonghornの一部としてブラウザとは別にRSSリーダをバンドルするかどうかも未定だという。
Longhornでは、各アプリケーションもRSSを利用して他のオーディオやビデオといったコンテンツを取り扱えるようになる。そのため、たとえばWindows Media Playerでビデオやオーディオのポッドキャストを自動処理できるようにすることも考えられるが、Schareはこれについてのコメントを控えた。
RSSの実装方法としては、Longhornの一環として計画されながら頓挫したものが1つある。Microsoftが、2003年秋の「 Professional Developers Conference」で初めてLonghornのデモを行ったときには、ありとあらゆる情報を画面の隅に常時表示させておく「サイドバー」機能があり、ここに情報を提供する最大の供給源として計画されていたのがRSSだった。しかしSchareは、Longhornの現在の計画にサイドバーが含まれていないことを認めた。
Microsoftでは、RSSサポート機能を数カ月以内に発表する予定だ。
同社は24日、RSSをサポートするLonghornの新しいプログラミングインタフェースの技術概要を公表したが、ただしコード自体は公開しなかった。また、リスト機能の拡張計画についても明らかにした。同社によると、これもRSS仕様自体と同じCreative Commonsライセンスで提供されるという。
今年夏に登場するLonghornのベータ版では、RSS関連の機能強化の一部--具体的にはブラウザでのRSSサポート機能だけが実装される。ほかの機能は、Microsoftの「Professional Developer Conference」開催時に配布されるソフトウェアコードに組み込まれることになる。同カンファレンスは、カリフォルニア州ロサンゼルスで9月中旬に開催される予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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