グーグル、「AdWords」専用APIのベータ版を提供開始

Matt Hines(CNET News.com)2005年01月31日 12時49分

 Googleは、広告クライアントにオンライン広告のパフォーマンスをより詳細に把握してもらおうと、専用のアプリケーション開発ツールを提供開始した。

 Googleは米国時間27日、「AdWords」プログラムのさらなる利用促進を目指して、広告主に対しAPIのテスト版を無料で公開した。

 これにより、Googleサイト上に広告を出している企業は、「スポンサーリンク」の配置傾向を予測したり、レポートを作成したりすることができるようになる。GoogleのAdWordsプログラムは人気が高く、同社の大きな収入源ともなっている。Googleの検索エンジンでは、ユーザーが特定の単語やフレーズを検索ボックスに入力すると、それに関連する企業広告が表示される仕組みになっている。こうした単語やフレーズの使用権を広告主が競り落とすのが、AdWordsだ。

 Googleによれば、同APIベータプログラムは「開発者にまったく新しいコンセプトを提供」し、AdWordsによる広告キャンペーンを管理する「優れたソフトウェアを作成する」ためのものであるという。また、このAPIを利用することで、特定のニーズに対応する広告を、より細かく作り込めるようになると同社は述べる。例えば、オンライン広告の成果について詳しく調べるためのレポーティングツールなどを作成できるという。

 Googleのソフトウェアエンジニアリングチームは、パートナー企業がAdWordsをいっそう便利に活用するための支援ができたことを心から嬉しく思う、というコメントをクライアントに向け発表している。

 プロダクトマネージャーJosh McFarlandとソフトウェアエンジニアNelson Minarは声明のなかで、「AdWordsプログラムを補完する開発を数多く手がけてきたが、やらねばならないことはまだまだある」と述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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