経済産業省の商務情報政策局は、情報家電の市場化戦略に関する研究会の報告書をとりまとめ、4月11日に公開した。
同局は昨年9月に「情報家電の市場化戦略に関する研究会〜e-Life研究会〜」を発足させたが、このほど第2回研究会を開催した。同報告書はその基本戦略報告書で、「e-Lifeイニシアティブ」と名付けられている。「IT企業の国際競争力回復と強化を同時に実現するため、情報家電普及に向けて産学官が取り組むべき課題について、具体的な戦略を策定した」(同局)とする。
e-Lifeイニシアティブでは、2007年までに、すべての世帯に複数の情報家電を普及させ、国民の生活様式を変革することを目的としている。
同報告書の中では、特定の通信方式、データ形式、CPUに依存しない「技術の共通化・標準化の推進」や、電灯線を用いた高速データ通信、800/900MHz帯における無線タグの多重利用といった「情報家電のための環境整備」「セキュリティ対策や製品安全対策等消費者保護の徹底」など、合計7つの具体的な行動計画を示している。
詳細資料は、経済産業省のウエブサイトに掲載されている。
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