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RIAAの二の舞にはなりたくない--米作家協会がグーグル書籍検索問題の和解理由を明かす

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2010/02/08 10:18

 米作家協会(Authors Guild)は米国時間2月5日、論争を呼んでいるGoogleの書籍スキャンプロジェクトの問題で同社と和解した理由について、音楽業界の犯した過ちを繰り返したくないからだと述べた。

 6年間で1200万件の作品をデジタル化した書籍スキャンプロジェクトを継続する権利をGoogleに与える和解の最終承認を得ようと、Googleと米作家協会は努力してきたが、作家や学者からは和解に対する激しい反対が起きている。そして、和解案の修正にもかかわらず、米司法省(DOJ)は4日、「著作権法の中核的な原則は、著作権が有効な限り、著作権保有者が作品利用の可否および方法について全体的に管理できるというものだ。(修正合意案)は、その原則と整合させるのが困難な法的権利の付与を認めている」と述べ、原則的な理由から和解への反対を続けている。

 それを踏まえて考えると、絶版ではあるが著作権によって保護されている書籍をスキャンするというGoogleの決定がフェアユース法の下で認められるのかどうかについて、米作家協会が法廷で争うのではなく、和解という道を選んだことを不思議に思う人も多い。その理由は単純だ。同協会は5日のブログ投稿で次のように述べている。「ほかのデジタルメディアでは、法廷で勝利しても、著作権侵害行為は止まらなかった」

 「デジタル時代において、著作権に関する勝利は大きな犠牲を伴うことになりがちだ」と米作家協会は書いた。米作家協会が述べたところによると、同協会はGoogleとの訴訟で勝利を収めたとしても、全米レコード協会(RIAA)がNapsterに勝訴したことによって「Kazaa」などのサービスが台頭したように、著作権侵害行為が行われる場所が変わるだけだと考えているという。

 そして、もし敗訴したなら、絶版になっていない書籍の著作権保護を保証できなくなるだろう、と米作家協会は述べた。今回の和解条件では、Googleは権利保有者の合意を得ない限り、絶版でない書籍をスキャンすることを認められていない。「セキュリティの確保されていない、膨大な数のデジタル作品がネット上に出回ることほど、違法なファイル共有を助長するものはない」と同協会は書いた。

 和解を承認すべきかどうかを決める2月の審理で当事者同士が顔を合わせるが、そのとき、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所のDenny Chin判事がどのような決定を下すのか予想するのは難しい。Googleと原告はGoogleに独占的な権利を認める合意の策定という越権行為を犯していると米政府が考えていることは、DOJの数々の声明から明らかである。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ

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