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「HTML 5」仕様策定グループ、新たにアップルからも共同議長を選出

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:湯木進悟 2009/08/28 08:18

 新たにAppleのマネージャーが、HTMLの標準化を進めるグループの共同議長として選出され、重要なウェブページの記述に用いられる言語の開発において、Appleの果たす役割が高まることになった。

 World Wide Web Consortium(W3C)HTML Working Groupは、これまでIBMのSam Ruby氏およびMicrosoftのChris Wilson氏によって率いられてきた。このたび、Wilson氏が退くこととなり、同氏に代わって、Microsoftでウェブサービス標準化チームを率いてきたPaul Cotton氏と、AppleのWebKit WebApps開発チームを率いるMaciej Stachowiak氏が共に選出されたことが、W3CのディレクターであるTim Berners-Lee氏によって正式に電子メールで発表された

 Berners-Lee氏は「なぜ3名の共同議長が選ばれたのであろうか?」との問いかけを記した後、「明らかな点として、非常に多くのなすべき仕事があるからだ。Ruby氏、Cotton氏、Stachowiak氏の3名は、それぞれが独特のスキル(Cotton氏は標準化プロセスにおいて、Stachowiak氏はWebKitにおいての経験)を活かすことになる」と説明している。

 確かに、2名の共同議長の同時就任は非常に重要な時期と重なっている。W3Cは、2009年7月に公式に終わりを迎えてしまった「XHTML 2.0」という名称の、まったくHTMLとは異なる標準へと注力するため、1999年にバージョン4.01に達したHTMLの開発から遠ざかることとなった。一方、各ブラウザメーカーは、独自に標準化を進めるWeb Hypertext Application Technology Working Group(WHATWG)を立ち上げた。

 WHATWGの作業は、結局のところ、再びW3Cがハイパーテキストマークアップ言語(HTML)を受け入れたため、「HTML 5」へと成長を遂げるに至っている。HTML 5には、静的なウェブページだけでなく、よりインタラクティブなウェブアプリケーションの改良された基盤としてウェブを完成させる上で、数々の新機能が採用されている。たとえば、ウェブストレージがローカルコンピュータ上にデータを格納することで、ネットワーク接続を利用できないオフライン時にもウェブアプリケーションが使用可能となっている。

 しかしながら、複数の標準化グループやブラウザメーカーが独自の新機能を採用する中で複雑に意見が分かれ、標準化プロセスの混迷を招いている。

 一方、Microsoftは8月に入って、ようやくHTML 5のディスカッションへと本腰を入れ始めた。

 Googleの「Chrome」ブラウザ開発に携わるプログラマーのAaron Boodman氏は、HTML 5のメーリングリストにおいて「HTMLから『バージョン』というコンセプトを完全に除き去ることを提唱したいと思う。実際のところ、あらゆる面でHTML 5をサポートできる人など存在しない。(中略)特定のバージョンのHTMLを完全に実行されるべき画一的な単位であると主張するのではなく、各機能(または複数機能を論理的に統合したグループ)を小さなスペックごとに分離しておくことができるだろう」との見解を示している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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