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ユニバーサルミュージック、Beboでブランド連動ドラマシリーズを配信へ

2008/06/10 15:31
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 ニューヨークで米国時間3日から10日まで開催されている広告業界向けイベントInternet Week New Yorkでは、講演者やパネリストらが広告業界に対し、デジタルメディアに取り組むにあたってはもっとクリエイティブな考え方を持つよう強く促し、従来のコマーシャルに代わって、手の込んだブランド連動型のドラマシリーズを作ることさえ勧めている。

 こうした話を熱心にメモしていたのは、イベント参加者だけではなかったようだ。音楽レーベルUniversal Music Group傘下のUniversal Music UKは9日、ソーシャルネットワークのBeboと提携し、「The Secret World of Sam King」と題するドラマシリーズを配信することを発表した。ビデオブログ的要素、読者の選択でストーリーが展開するChoose Your Own Adventureと呼ばれるゲームブック的要素、さらにはUniversal Musicの広告的要素が1つになったシリーズだ。制作は、Universal Music Groupの一部門であるテレビ番組製作会社Globe Productionsが担当する。

 この新シリーズは、Universal Musicで働く架空の平社員Sam King氏が、同社のメールルームで自分の音楽レーベルを設立することを決心したという話から始まる。ドラマが進行する中で、King氏は本物のUniversal Music所属アーティストらと接触し、視聴者は意見を投稿したり、素材になるものを送ったり、どのバンドをスカウトすべきかKing氏に提案したりすることができる。

 また、プロダクトプレイスメントの手法を用いた広告も展開する予定で、携帯電話端末メーカーSony Ericsson Mobile Communicationsが最初のスポンサーとして契約している。おそらく、主人公が「携帯電話を使ったいたずらで上司を散々な目にあわせる」というような展開になるのだろう。

 配信開始日については、BeboもUniversal Musicもまだ明らかにしていない。

 Universal Musicの「ブランド連動ドラマ」というコンセプトは、The Walt Disney Companyの元幹部で、新興のビデオ制作会社Vuguruを立ち上げたMichael Eisner氏が、(自身の経営する)トレーディングカード会社のプロモーションとして「Back On Topps」というドラマシリーズを制作した事例にやや似ている。まもなく初公開を迎えるこのシリーズは、架空の従業員たちが、会社に所属するセレブたち(このドラマの場合は有名アスリート)とやり合うといった話だ。

 AOLを親会社に持ち、英国でのユーザーがもっとも多いBeboにとっては、4200万人のユーザーに(うまくいけば)楽しいビデオコンテンツを提供することになり、それがユーザーの維持につながるはずだ。また、AOLの他のビデオブランドとの間での相互プロモーションも可能になる。一方、Universal Musicにとっては、Beboの若いユーザー向けに(うまくいけば)時流に乗る番組を作ることで、メジャーな音楽レーベルに背を向けて、BitTorrentのほうに顔を向けている世代の関心を呼び戻すのに役立てられるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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