ライコスジャパンは4月3日、日本企業向けに韓国Daum Communicationsが運営するポータルサイト「Daum」の全広告枠の販売を開始すると発表した。
同社では、2008年1月より日本企業向けとしてDaumへの日本からのアクセスユーザーにのみ広告を表示させるIP識別表示枠の広告販売を行っていたが、日本からの韓国市場への広告需要の高まりを受け、今回Daum全ユーザーに対する広告枠も並行して販売することを決定した。
韓国国内では近年、自動車や出版物、ゲームソフトなどの日本商品や、音楽、映画などのさまざまな分野で日本商品・文化の開放が行われている。また、JNTO(国際観光振興機構)による調査結果では、昨年の訪日外客数における韓国人比率は全体の30%強で、年間260万人にのぼる第1位となっており、ウォン高の影響や短期査証(ビザ)免除措置の恒久化などを背景に訪日者数が急増している。
このような韓国市場の動向から、韓国への広告出稿を希望する日本企業および広告代理店からDaum社への問合せや出稿が増加傾向にあることから、今後日本からよりスムーズに抵抗なく出稿できることを目的に、グループ会社である同社がDaumの全広告枠を販売することとなった。同社ではDaum広告枠の販売をひとつの事業の柱として事業展開していく計画だ。
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