独立行政法人や民間法人サイトのアクセシビリティ調査--「対応十分」なのは約1割

 アライド・ブレインズは3月5日、「官公庁・独立行政法人ウェブサイト全ページクオリティ実態調査」のうち、独立行政法人および民間法人の集計結果を発表した。この調査は、官公庁、独立行政法人、民間法人の公式ウェブサイトについて、同社が独自に開発したウェブサイトの品質解析プログラム「CRONOS 2」を用い、利用者の使いやすさの観点から評価したもの。

 調査では、ウェブサイトの使いやすさについて「基本対応」「発展対応」に分け、集計を行っている。基本対応では、代替テキストの有無などを調査し、発展対応では構造化が十分に行われているかどうかなどを調査している。これらの割合から使いやすさのレベルを「A」から「E」の5段階で評価した。

 レベルAの「サイト全体で基本・発展ともに十分対応している」の評価を受けたウェブサイトは、調査対象とした独立行政法人のウェブサイト102サイト(ただし集計対象は100サイト)および民間法人のウェブサイト37サイトのうち、独立行政法人で7サイト、民間法人で4サイトにとどまった。

 また、「サイト全体で基本・発展ともに対応している」というレベルBは独立行政法人で6サイト、民間法人で1サイト、「基本・発展ともに対応に着手している」というレベルCでは同15サイト、2サイトであった。

 独立行政法人サイトでは、レベルD「基本対応が不十分である/発展対応の着手が遅れている」が最も多く42サイト、民間法人サイトではレベルE「基本対応が不十分なページが極めて多い」が21サイトと最も多かった。

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