R・マードック氏、WSJ.comの無償化計画について発言

文:Greg Sandoval(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年11月14日 10時38分

 Rupert Murdoch氏は、Wall Street Journalのデジタル版を無償にする計画である。これでNews Corp.も有料購読を停止することになる。

 Associated Press(AP)によると、Murdoch氏はオーストラリアで投資家らに「われわれは無償化を計画しており、これに向けて調査中である」と述べたという。同氏は、「100万人(の購読者)を有する代わりに」、同社は今後「地球上のあらゆる場所にいる」読者を得ることになると述べた。

 Murdoch氏は、購読者数100万人を突破したと最近発表されたWSJ.comの無償化により、読者数が急増し、広告主がサイトに殺到するだろうと予測している。

 APによると、Journal紙は有料購読により年間約5000万ドルの売り上げを上げてきたという。

 有料購読で成功したオンラインサービスはほとんど存在しない。しかし、Journal紙は有料購読サービスの中で最も順調に事業をしていたと広く認知されていた。2007年9月にはThe New York Timesがプレミアムコンテンツの有料購読を取りやめている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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