モバイル向けブラウザ「Opera Mini 4」の正式版がリリース

文:Jessica Dolcourt(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部(編集部)2007年11月08日 13時12分

 Opera Softwareは米国時間11月7日、正式版の「Opera Mini 4」をリリースした。Opera Mini 4は、これまで3つのベータ版がリリースされている。私は8月に、BlackBerry PearlでOpera Mini 4のベータ2版を試用してみたが、再びBlackBerry Pearlでの使用感を確かめたいとの強い思いから試用してみた。BlackBerryのランドスケープビューに対応していなかったので、まずはこれをチェックしたが、まだ対応してはいなかった。

 最初に指摘しておくべき点だが、製造業者、キャリア、サードパーティー製ソフトウェアの複雑なコンビネーションは、時に成り立たないことがある。Opera Mini 4をインターネットから直接ダウンロードしたり、SMSのリンクやPCからの転送でインストールしたりする前に、自分の携帯電話の詳細な仕様を把握しておき、特にOpera Mini 4を自分の携帯電話へ対応させるための参考となるガイダンスに、よく目を通しておくように強くお勧めする。これは一例だが、北米でBREWを使うVerizon Wirelessなどの携帯電話ユーザーは、残念ながら対応していない。T-MobileおよびAT&Tのユーザーは、Opera Mini 4への対応に、幾つかのステップを踏む必要があるだろう。

 ところで、Opera Mini 4のベータ2版と正式版の大きな違いは何だろうか。私が判断する限りは、正式版で追加された唯一のフロントエンドの特徴とは、Operaのサーバにアカウントを登録しておくと、デスクトップバージョンとモバイルバージョンの間でブックマークを共有できる「Opera Link」がサポートされた点である。Opera Linkは、Opera Mini 4のページ最下部に小さなグリーンのアイコンで表示される。ブックマークの共有は確かにすばらしいが、Opera Mini 4が、「Opera Mini 3」からのバージョンアップで実現した、ダイヤルキーのショートカットで行えるズームやスクロール、どのページからでも作成できるようになった検索ボックス、ブラウザ上に表示される使いやすいバーチャルマウス、ランドスケープモードといった特徴に比べると、ブックマークの共有機能も、それほど特筆すべきものではないかもしれない。

 Opera Mini 4では、Opera Mini 3と異なるレンダリングエンジンが採用されており、テーブル、リスト、テキストフォーマットを含め、より繊細にHTMLを表示できる。また、「Opera 9.5」ベータ版と同様に、Opera Mini 4ではCSSサポートが向上しているため、ウェブデザイナーにとっては、より凝ったページも作成可能になる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]