削除前の文章の意図について西山氏は、「プチゲーを褒めているのか、貶しているのかについては、読まれた方のご判断で」とコメントするにとどめている。
一方で、「悪いなと思ったかどうかについては、自分の文章で気分を害した人がいたことについては申し訳ないと思う」とも語っている。
「ただ、他社のことを書くときに、自社でもそうですが『胸を張って出せる』サービスと、『こっそり始める』サービスというものがあるわけで、自分としても『こっそりやっている』ものを晒し上げるようなことはしないつもり。プチゲーについては、プレスリリースも出てるし、ウェブドゥジャパン社長Blogでも誇らしげにリリースを宣言してたわけで、あきらかに前者ですよね」(西山氏)
「削除要請はない」とするウェブドゥジャパンと、「小渕社長が自分の口で言われた」とする西山氏。双方の主張は別れたままだが、こうした「言った言わない」を突き詰めても仕方がないところだろう。それよりも、もっと気になるのはモバゲータウンを運営するDeNAはプチゲーフレンズについてどのように見ているかということだ。
DeNAの広報担当者は「そのようなお問い合わせはいくつかいただいている」と苦笑いだ。同社から得た正式な見解を下記に掲載する。やはり最後に判断するのはユーザー、ということだ。
「当社のモバゲータウンが多数のユーザーから高い評価を頂いている中で、市場に競合となるようサービスが生まれるであろうことは、当初より想定しておりました。ご質問頂いた件に率直にお答えしますと、当社は、より幅広いユーザーの方に、より一層モバゲータウンをご利用頂くことに全神経を注力しております。我々がしっかりとユーザーを見て、当社が進化し続けていけばいいことだと考えております。最終審判は、ご利用いただくユーザーが判断されるのではないでしょうか」
プチゲーフレンズは現在、iモード公式サイトで提供されている。iモード公式サイトに加わるには、ドコモが定める倫理規定をクリアする必要があるため、良識のあるコンテンツしか公式化されないことになっている。
ドコモはプチゲーフレンズをiモード公式サイトに相応しいと判断したわけだが、同社広報は「個別の事例については回答できない」としており、詳しい審査の経緯についてはコメントを得られなかった。
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