インプレスR&Dなど、IT系調査報告書の法人向け電子閲覧サービスを開始

 インプレスR&Dは6月28日、小松製作所(コマツ)と協業して、IT系調査報告書の法人向け電子閲覧サービス「調査報告書オンラインライブラリ」を開始した。インプレスR&Dのシンクタンクであるインターネットメディア総合研究所が運営する調査・分析ウェブサイト「リサーチ Forum」で公開する。

 閲覧システムには、コマツが開発したドキュメント配信ソリューション「CSS-Net」を、電子書籍の配信用としては初めて採用。従来まで書籍形態の冊子版およびPDF形式のダウンロード版で提供してきた、インターネットメディア総合研究所が発行するIT系の調査報告書を、多人数で閲覧したいという企業ニーズに応え、サイトライセンス形式で提供する。

 購読者は契約人数など定められたライセンスの範囲内で、調査報告書を同時に閲覧することが可能となり、部門内など多人数での利用がしやすくなるという。

 また、電子版のメリットを生かし、掲載されている図表などのコピーが可能となっており、プレゼン資料の作成などに利用できるため、書籍版に比べて利便性が高まったとしている。

 オープン時のコンテンツは、今月発売の最新刊を含む23点で、収録総ページ数は約5000ページとなる。オープニングキャンペーンとして、冊子版と同価格で100人まで同時閲覧可能な特別価格で提供する。

 インプレスR&Dでは、今後発行するすべての調査報告書についてサイトライセンス版の販売を行い、法人内での利便性を高めるとともに、デジタルドキュメント普及に積極的に取り組むとしている。

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