ヤフー、検索広告プラットフォーム「Panama」のAPIを公開

文:Caroline McCarthy(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年06月05日 10時17分

 Yahooは米国時間5月4日、検索広告プラットフォーム「Panama」をサードパーティーに公開すると発表した。

 2007年2月に正式稼働したPanamaでは、広告主の入札価格だけでなく、項目の関連性に基づいたスポンサー付き検索結果が表示される。

 このたび公開された「Yahoo Search Marketing Commercial API Program」を使えば、法人も個人も複数のAPIにアクセスし、各自のニーズに合ったツールを作成することができる。

 同社は、小規模広告代理店やIT企業向けの無償の「Basic」、定期契約料を支払って利用する「Advanced」や「Elite」の3段階のメニューが用意されている。

 Panama APIの利用者は、利用するメニューのレベルにかかわらず、同ソフトウェアプラットフォームとこれに関連するすべてのテクニカルサポートを利用できる。さらに、アドバンストのパートナーには、アカウント管理サポートや、Yahooのパートナーディレクトリへの掲載もある。

 Yahooによると、Eliteの利用者は、「定期ビジネスレビュー、製品会議、ロードマップ調整、共同マーケティング活動を通じてPanamaプラットフォームやリソース、ブランドを活用できる」という。APIプログラム開始時点のEliteパートナーには、SearchIgnite、Efficient Frontier、Omniture、The Search Agencyなどが含まれている。

 Yahooは、Googleが成功を収めている広告プログラムと直接競合するPanamaを、2007年に投入した。現在までのところPanamaの最も大きな契約先はViacom。Viacomはスポンサー付き検索やコンテンツ連動型広告をViacomの33カ所のエンターテイメントサイトに提供している。一方のViacomは、YouTubeのビデオクリップを巡って数十億ドルの損害賠償を求めて、著作権侵害訴訟をGoogleに起こしている。

 Yahooは4月下旬、ネット広告市場におけるシェア拡大を目指し、広告取引所のRight Mediaを買収している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]