Googleの法律顧問であるKent Walker氏によると、オンライン広告企業DoubleClickを31億ドルで買収する提案については、先ごろ規制当局に承認申請を行っており、今はその結果を待っている状況だという。3週間以内には買収の最終承認までに要する日数が明らかになると同氏は述べる。欧州ではまだ事務処理の申請を行っていないという。
一方で、Schmidt氏は、Googleは「Claim Your Content」と呼ばれる一連のツールのテストも複数のコンテンツプロバイダーと共同で進めていると述べる。同ツールは、YouTubeにアップロードされた著作権で保護されたコンテンツを削除できるよう捜索および発見する処理を自動化するもの。同氏は、「最終的にはこれが苦情に対する対処法になる。このほか、さまざまな広告フォーマットや収益モデルも試している」と語っている。同社は、同サイトにユーザーが投稿した番組の映像をめぐってViacomに提訴されている。
Page氏は、「ネット上のコンテンツから収益を確保することに関しては、われわれが最も期待されている。収益化と配信でわれわれと組むのは筋が通っている」と語っている。
スタンフォード大学大学院在学時にPage氏とともにGoogleを共同設立したSergey Brin氏は出張中で、記者会見にも株主総会にも参加しなかった。
3人体制の役割がここ数年でどのように進化したのか問われたSchmidt氏は、「注目して欲しいのは、われわれが何も変わっていないことだ。仕事面ではSergeyが今も契約や文化面に重点を置き、Larryは施設面や戦略立案の面倒を見ている」と答えた。
Schmidt氏は今後に向け、「だれかが次のGoogleを設立するだろう。物事には周期がある。また新しい若い起業家が現れる。バークレーあたりにいるかもしれないよね、Larry?」との予測を示した。
Page氏ははそれに対し「それはどうだろうね」と答えていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境