どこに興味があるのか--位置情報分析サービス・ローカルクリックOEMが開始

 携帯電話向けメディア企画・運営などを展開するブレード・コミュニケーションズと、モバイルソリューション事業のモバイルワンテクノロジーは、3月1日、広告プラットフォーム事業者向けに位置情報分析ASP型サービス「ローカルクリックOEM」を開始した。

 ローカルクリックOEMは、両社が2006年11月より提供している、位置情報による広告マッチング配信サービス「ローカルクリック」の位置情報分析エンジンlocalscopeを活用し、ASP型として提供する。PCサイト、モバイルサイトの両方に対応する。

 指定された分析対象ページ内のコンテンツに対し、「そのコンテンツが、どこの位置について語っているか」を分析する。そのため、閲覧ユーザが「どこの位置に所在しているか」ではなく、「どこの位置に興味・関心を持っているか」が把握できる。

 また、位置情報の出力形式には、緯度・経度を用いる。そのため、都道府県ごとや市町村ごと、アキバ・丸の内エリアのような一般的に呼び習わされている街ごとなど、さまざまな形式に変換して出力できるのが特徴。

 昨今、Google map APIなどによるマッシュアップが普及し、携帯電話へのGPS機能の標準装備化が進む中で、日々新しい位置情報系のコンテンツ・サービスが立ち上がっている。「地域ターゲティング広告を出稿したい」という広告需要は増大するものの、位置情報分析には独特のノウハウが必要であり、ローカルクリックを運営する両社に、OEM提供の要望が寄せられていた。

 ローカルクリックOEMの提供内容をもとにすることで、東京都のみへ広告を配信するなど地域ターゲティングが可能となる。その結果、広告単価を上げることが可能となり、収益機会増大が見込めるという。

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