米IBM(ニューヨーク州、サミュエル・J・パルミサーノ会長)は12月14日、障害を持つ人々が、編集機能、ハイパーリンク、図表、メニューといったソフトウェアの機能を利用するための支援技術「IAccessible2」を開発したと発表した。
従来の支援技術は、アプリケーションやOSがバージョンアップするたびに個別に変更する必要があった。さらに、AJAXをはじめとするWeb2.0的なコンテンツに関しては、画面上情報音声化が難しかった。
「IAccessible2」は、IBMがサンと共同開発したオープン・テクノロジーが基盤になっており、インターフェースの標準化が可能。そのため、新OSなどにに合わせた支援機能の拡張も容易になる。IBMは、このインターフェースを誰でも使えるオープン・スタンダードとして開発・維持していく。また、Freedom ScientificやGW Micro、IBM、Mozilla Project、オラクル、SAPなどは、「IAccessible2」の支持を発表。業界標準として開発に携わったり、自社製品に採用していく予定。
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